課題解決事例

乳製品工場の追加処理による水質改善事例

乳製品工場の追加処理による水質改善事例 | 排水処理装置・システム.com
乳製品工場の追加処理による水質改善事例 | 排水処理装置・システム.com
業界乳製品工場
装置フロックスクリーン
工程前処理
課題処理能力 スペース

お客様の課題

乳製品工場の排水は、牛乳や乳製品の製造工程で発生する洗浄水、冷却水、製造工程排水などが混在し、高濃度の有機物、特に乳脂肪やカゼインなどのタンパク質、乳糖などを含んでいます。これらの成分は、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質)の増加に繋がり、排水処理に大きな負荷をかける要因となります。
お客様の既存の加圧浮上設備では処理しきれないほどの油脂分が排水に含まれていました。
油脂分が過剰に存在することで、加圧浮上設備の気泡による油脂分の捕捉効率が低下し、それともない処理能力も低下。また、油脂分が生物処理槽に流入することで、微生物への酸素供給量が下がり、スカムの発生など、生物処理に影響発生。生物処理が阻害されることにより、水質の悪化を招いていました。

提案・導入効果

IKフロックスクリーンFST型を提案しました。 本装置は、凝集剤による効率的な凝集処理と、弊社独自のろ布「ロンメッシュ」による濾過を組み合わせることで、油分とBODを高効率に除去します。
IKフロックスクリーンFST型への更新後、排水中の油分とBOD濃度が大幅に低減されました。その結果、生物処理設備を通過させても排水基準値をクリアするだけでなく、処理水は下水放流基準を直接満たすレベルにまで改善。生物処理設備を介さずに放流できるようになったことで、ランニングコストの削減と処理工程の簡素化も実現しました。

Contact

047-460-2711
見積依頼・
技術相談
カタログ・
技術資料