廃プラスチックリサイクル工場 処理量増加対策
業界 | 段ボール製造 |
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装置 | 凝集沈殿槽 脱水機 |
工程 | 前処理 本処理 |
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課題 | 処理能力 スペース |
お客様の課題
お客様の廃プラスチックリサイクル工場において、既存の排水処理設備は設計能力を大幅に超える排水量に対して処理能力が不足しておりました。具体的には、排水量が当初設計の1.5倍に達した結果、凝集沈殿処理が十分に機能せず、汚泥が処理水に混入する状況が発生しておりました。 さらに、排水量の増加に伴い汚泥の発生量も増大し、既設の脱水機の処理能力を大きく超過する事態に至りました。このため汚泥の脱水処理が遅れ、全体の処理プロセスに深刻な影響を及ぼしていました。設備の増設が必要とされたが、設置スペースの制約により実現が困難で、工場全体の運用において大きな課題となっていました。
提案・導入効果
凝集沈殿設備を廃止し、新たに凝集ろ過・脱水一体型処理装置(LDB型)の導入をご提案しました。この装置は、設置スペースを従来の1/3以下に抑えることができるため、スペースの有効活用が可能です。また、設置時に大がかりな土木工事を必要としないため、設備導入費用を半減することができました。これにより、コスト削減の面でも大きな貢献を果たしました。