浮上油回収・ 夾雑物回収

浮上油回収・夾雑物回収と言われてもはっきりイメージがつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか？
ここではいわゆる前処理と呼ばれるこれらの工程のご説明と課題についてご紹介致します。

工程の目的

前処理工程の特徴として、のちの生物処理工程への悪影響を無くす工程といえます。

工程に関する説明

夾雑物とは排水の中に入っている大きな固形物のことを指しますが、

排水処理はこの夾雑物を除去することから始まります。

スクリーンを使ってこれらの夾雑物を取り除いていきます。

また、固形物の除去だけではなく、pH調整や油分を取り除くことも前処理に位置づけられます。

特に水産加工工場の排水処理では、前処理の夾雑物として魚の鱗や魚卵が多く発生します。また油脂が多いと生物処理・活性汚泥処理など後の工程でトラブルが発生します。

使用される方式や装置分類

夾雑物の除去にはスクリーンが使用されます。

粗目と細目と2種類あり、バースクリーンやウェッジワイヤースクリーンなど夾雑物の大きさによって選定します。油分除去としてはグリストラップや油水分離装置、油吸着材などが使われています。

前処理工程で当社が提供できること

従来のウェッジワイヤースクリーンでは詰まりが発生してしまい、洗浄型でも絡みついて取り切れないという課題がありました。堆積物の除去は人の手で行わなくてはならず、このような作業は出来るだけなくしたいという要望にお応えできます。当社のスクリーンは全自動型で、わざわざ人が異物を除去しなくても無人での対応が可能になる製品がございます。