水産加工工場の水質改善事例
業界 | 水産加工 |
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装置 | フロックスクリーン |
工程 | 前処理 |
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課題 | 処理能力 スペース |
お客様の課題
水産加工工場で発生する排水中の油分と高いBOD負荷が、生物処理施設の処理能力を上回っていました。その結果、河川への放流時に異臭や着色を伴い、近隣住民からのクレームが発生する事態に陥っていました。
排水量は50m³/日未満と少量であり、法規制による放流水水質基準の遵守義務は存在しませんでしたが、クレーム対策としての水質改善が急務となっておりました。排水処理設備の増強または、新たな処理設備の導入を検討されていました。
提案・導入効果
お客様の排水処理における課題は、高濃度の油分とBODによる生物処理施設の負荷超過でした。放流水への異臭・着色物質の流出は近隣住民からの苦情に繋がり、対策が急務でした。
そこで、既存生物処理施設の前段に、IKフロックスクリーン FST型を導入する提案を行いました。本装置は、凝集剤を用いた凝集処理と、高効率な弊社独自のろ布 「ロンメッシュ」による濾過を組み合わせることで、油分とBODを効果的に除去します。
IKフロックスクリーンFST型の導入により、排水中の油分とBODが効率的に除去され、生物処理施設への負荷が軽減されました。結果、放流水の異臭と濁度が改善され、近隣住民からの苦情は解消されました。また、コンパクトな設計で設置スペースも小さいため、スペースの問題はなくスムーズな導入を実現しました。