重油タンクの油分除去による水質改善事例


業界 | 石油プラント |
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装置 | フロックスクリーン |
工程 | 前処理 本処理 |
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課題 | 処理能力 スペース |
お客様の課題
重油タンクの洗浄排水は、高濃度の油分(n-ヘキサン)とCODを含有しており、これらを安定して、かつ厳格な排水基準以下まで除去することが求められます。特に、一般的な凝集処理では、これらの複雑な成分を効率的かつ安定的に分離することが難しいと言われています。洗浄排水中の油分や有機物は、処理の負荷を増加させるため、確実に前処理が不可欠です。
提案・導入効果
当社は、お客様の課題に対し、IKフロックスクリーンFST型をご提案。本装置は、自動再生式SS凝集ろ過装置として、排水中の油分(n-ヘキサン)やCODを高効率で除去することに特化しています。独自の「IKロンメッシュ」ろ布のを採用しており、ろ布の特殊な立体構造と優れたキャピラリー作用により、油分や浮遊物質を確実に捕捉・分離します。
IKフロックスクリーンFST型を導入することで、重油タンク洗浄排水に含まれる高濃度のn-ヘキサンとCODを大幅に削減し、厳しい排水基準をクリアすることが可能になります。本事例では原水n-ヘキサン60mg/ℓ、COD160mg/ℓに対して、放流水n-ヘキサン5mg/ℓ以下、COD20mg/ℓ以下という設計値をクリアしました。