煮物・煮豆・豆腐・惣菜工場の水質改善事例


業界 | 食品(惣菜) |
---|---|
装置 | フロックスクリーン |
工程 | 前処理 |
---|---|
課題 | 処理能力 |
お客様の課題
惣菜の食品加工工場における排水処理に関して、下記の課題を抱えていらっしゃいました。
①高濃度夾雑物による処理負荷
洗浄工程や煮沸工程から排出される排水には、高濃度の浮遊物質(SS)、固形夾雑物、および有機物が多く含まれていました。これらの成分は、下流の生物処理設備に過度な負荷をかけ、処理効率の低下や排水基準の未達成につながる要因となっていました。
②特殊排水への生物処理能力
糖液のような高濃度有機物を含む浸漬排水や、煮沸に伴う高温排水が発生していました。これらの排水は微生物へのストレスが大きく、処理の不安定化やスカムの発生を引き起こしていました。
提案・導入効果
当社は、洗浄排水や煮沸排水に含まれる高濃度の夾雑物やSSに対しては、IKフロックスクリーン(FST型) を凝集ろ過装置をご提案。これらの装置は、当社独自のろ布「IKロンメッシュ」 を採用しており、微細な浮遊物質までを効率的に分離・除去します。これにより、後段の生物処理設備への負荷が大幅に軽減され、生物処理の安定稼働と処理能力の強化が実現し、最終的な排水水質を改善しました。