生物処理による産業排水処理:業種別ソリューション
こちらでは、食品工場、化学・製薬工場、金属加工・電子産業など、各業種における生物処理の適用事例を詳しく解説します。
生物処理の食品工場排水への適用
生物処理による高濃度有機物の効率的除去
食品工場の排水は一般的に高濃度の有機物を含んでおり、BOD(生物化学的酸素要求量)値が高いのが特徴です。生物処理は、この高濃度有機物の除去に非常に効果的です。活性汚泥法などの好気性生物処理では、微生物が有機物を分解して水や二酸化炭素に変換することで、効率的にBODを低減させることができます。
例えば、ある食品工場では、生物処理の導入により、BOD除去率が95%以上に向上し、排水基準を安定的に満たすことに成功しています。
生物処理を用いた食品工場排水の窒素・リン対策
食品工場排水には、有機物だけでなく高濃度の窒素やリンが含まれることがあります。これらの栄養塩類は、河川や湖沼の富栄養化の原因となるため、適切な処理が求められます。
A2O法(嫌気-無酸素-好気法)は、リンと窒素の同時除去に効果的な生物処理方法です。この方法では、嫌気槽、無酸素槽、好気槽を順に配置し、それぞれの環境で特定の微生物を働かせることで、効率的に窒素とリンを除去します。最新の研究では、A2O法により窒素除去率94.6%-95.2%、リン除去率97.0%-98.1%を達成したという報告があります。
生物処理による食品工場の臭気低減事例
食品工場排水は、しばしば強い臭気を伴います。生物処理は、臭気の原因となる有機物を分解することで、臭気問題の解決にも貢献します。特に、嫌気性処理と好気性処理を組み合わせることで、より効果的な臭気低減が可能です。
日本技建の水質改善サービス

排水処理装置・システム.comではお客様の設備のお悩みにお応えしています。40年以上にわたり排水処理装置を納入してきたノウハウで、お客様のお悩みごとを解決致します。排水処理における各工程のポイント、排水規定に関することまでご相談までください。排水処理のスペシャリストが迅速に解決致します。

排水処理装置・システム.comでは、最適な排水処理装置を選定いただくために、お客様の現状を正確に把握することに重きを置いています。
調査・診断サービスを中心とした、排水処理装置・システムに関係するお悩みに対応するためのサービスをご紹介いたします
>>詳しくはこちら

排水処理装置の導入にあたり、「現場でカタログ通りの処理能力が出せるのか」と心配される方も少なくないでしょう。排水処理装置・システム.comでは持ち込みや貸し出しのデモを行っています。ご検討中のお客様のご懸念点を払拭頂き導入頂いてます。40年以上にわたり水処理装置に携わってきたメーカーならではの信頼と実績がございます。デモをご検討のお客様はお気軽にご相談ください。
>>詳しくはこちら
生物処理の化学・製薬工場排水への対応
生物処理による難分解性物質の処理方法
化学・製薬工場の排水には、微生物による分解が困難な難分解性物質が含まれることがあります。このような排水に対しては、オゾンマイクロナノバブルによる前処理と生物処理を組み合わせた方法が効果的です。
オゾンマイクロナノバブル処理は、難分解性物質を部分的に分解し、生物処理で分解可能な形に変換します。これにより、COD(化学的酸素要求量)を低減させつつ、BODを増加させ、後段の生物処理の効率を向上させることができます。実際の適用事例では、この方法によりCOD除去率が30%以上向上したという報告があります。
生物処理と前処理の組み合わせによる効果的な処理
化学・製薬工場排水の効果的な処理には、前処理と生物処理の適切な組み合わせが重要です。例えば、オゾン処理や UV 処理などの促進酸化処理を前段に配置し、その後に生物処理を行うことで、難分解性物質の除去効率を大幅に向上させることができます。
生物処理による有害物質の分解・無害化技術
化学・製薬工場排水に含まれる有害物質の中には、特殊な微生物を用いることで分解・無害化できるものがあります。例えば、特定の有機塩素化合物を分解する能力を持つ微生物を活用することで、従来は処理が困難だった有害物質の除去が可能になります。
当社の食品工場の水質改善事例
生物処理の金属加工・電子産業排水への応用
生物処理による重金属含有排水の処理技術
金属加工や電子産業の排水には、しばしば重金属が含まれます。生物処理単独では重金属の除去は困難ですが、微生物による金属イオンの吸着や還元作用を利用することで、処理効率を向上させることができます。
例えば、特定の細菌を用いて六価クロムを三価クロムに還元し、その後の凝集沈殿処理の効率を高める方法があります。この方法により、クロム除去率が90%以上に向上したという報告があります。
生物処理と凝集沈殿の組み合わせによる処理効率向上
金属加工・電子産業排水の処理では、生物処理と凝集沈殿を組み合わせることで、より高度な処理が可能になります。生物処理で有機物を分解した後、凝集沈殿で重金属を除去するという流れが一般的です。
この方法により、有機物と重金属の両方を効率的に除去し、厳しい排水基準を満たすことができます。実際の適用事例では、この組み合わせにより、COD除去率95%以上、重金属除去率99%以上を達成しています。
当社の金属加工業の水質改善事例
生物処理による油分・界面活性剤の分解
金属加工や電子産業の排水には、油分や界面活性剤が含まれることがあります。これらの物質は従来の生物処理では分解が困難でしたが、特殊な微生物を用いることで効果的に分解できるようになっています。
例えば、油分解菌を活用することで、油分を含む排水の処理効率を大幅に向上させることができます。ある事例では、油分解菌の導入により、油分除去率が85%から98%に向上しました。
日本技建の産業別ソリューション

食品工場の排水は、原料の種類や製造工程により、有機物濃度、油脂分、pH、温度などが大きく変動します。そのため、排水処理システムには、高い処理能力と柔軟性が求められます。当社では、コンパクトな凝集ろ過装置により、容易に増設が可能です。また、油分の多い汚泥や、性状変化にも幅広く脱水処理が行えます。省スペース化、低コスト化、環境負荷低減など、お客様の課題解決に貢献いたします。 下水放流の排水基準であれば、放流できることも多いため凝集ろ過設備のみでの対応が可能です。>>詳しくはこちら

製品の品質や技術力の高さ、メンテナンス体制も充実、納入実績も業界内でトップクラスの納入実績をほこります。段ボール原紙製造工程において発生する油分を含んだ排水にも対応できると高い評価を頂いています。段ボールをはじめ製紙で排水処理が伴う工場や現場の方で、排水処理装置をご検討の方、排水処理装置に興味をお持ちの方、まずは一度お問合せください。
>>詳しくはこちら

畜産業界では、家畜の飼育に伴い、糞尿や飼料残渣などを含む多量の排水が発生します。これらの排水は、高濃度の有機物やアンモニア性窒素、病原性微生物などを含むため、環境規制への対応と衛生的な処理が求められます。
>>詳しくはこちら
日本技建にお任せください
日本技建は、40年にわたりオイルスキマーやスクリーンから汚泥脱水機までの一貫した設備で排水処理設備の最適化のご提案を行ってまいりました。また当社独自の製品である「ろ布 IKロンメッシュ」により高効率な排水処理設備機器のラインアップが多数ございます。また、当社では排水に関する「お悩み相談サービスをご提供しています。排水処理工程に関するお困りごとがございましたら、まずはご相談ください。